This Archive : 2006年01月29日
湿気を含んだ生ぬるい風が吹いていたここ数日、天気はあまりぱっとしないものの気温だけがなんだかやけに高く、久しぶりに日本の夏を思い出していた。
日本の夏ってどんなふうに過ごしていたのだろうか。
ニュージーランドに来る前年まではサラリーマンをしていた。
朝から容赦のない陽射しが照りつけ、駅に向かうまでに汗が背中を伝い、電車に乗ると冷房と人の汗が混じった匂い。オフィスについてもすぐに資料をカバンに詰め込み顧客先への営業。一日中乾くことのない喉と、カバンの重みで出来た手の平の豆、そして汗。顧客まわりを終え、一日の熱をたっぷりと体に帯びて、夏祭りの花火を車窓から見ながらオフィスに戻ることもあった。夜遅く帰宅してシャワーをあびてアルコールの力を借りて眠る日々。
なぜか毎日いらだちと不安を抱えて、でも仕事を終えた後の一瞬の充実感に流されていた。このまま仕事を続けるのか、ニュージーランドに行って新しい扉を開くのか、迷いの季節でもあった。
そんなことを思い出したのもニュージーランドには珍しい高い湿気のせいだったのかもしれない。
年に一度11月のガイフォークスという日を除いて禁止されている花火だが、つい30分ほど前にとても見事な打ち上げ花火をたくさん見ることができた。明日のオークランドアニバーサリーを祝う行事。今年からイベントを増やし、盛大に祝うようになったのだそうだ。
少しだけ湿気の残る夜風が吹くなかで見る花火は、私をノスタルジックにさせるのに十分なものだった。
日本の夏ってどんなふうに過ごしていたのだろうか。
ニュージーランドに来る前年まではサラリーマンをしていた。
朝から容赦のない陽射しが照りつけ、駅に向かうまでに汗が背中を伝い、電車に乗ると冷房と人の汗が混じった匂い。オフィスについてもすぐに資料をカバンに詰め込み顧客先への営業。一日中乾くことのない喉と、カバンの重みで出来た手の平の豆、そして汗。顧客まわりを終え、一日の熱をたっぷりと体に帯びて、夏祭りの花火を車窓から見ながらオフィスに戻ることもあった。夜遅く帰宅してシャワーをあびてアルコールの力を借りて眠る日々。
なぜか毎日いらだちと不安を抱えて、でも仕事を終えた後の一瞬の充実感に流されていた。このまま仕事を続けるのか、ニュージーランドに行って新しい扉を開くのか、迷いの季節でもあった。
そんなことを思い出したのもニュージーランドには珍しい高い湿気のせいだったのかもしれない。
年に一度11月のガイフォークスという日を除いて禁止されている花火だが、つい30分ほど前にとても見事な打ち上げ花火をたくさん見ることができた。明日のオークランドアニバーサリーを祝う行事。今年からイベントを増やし、盛大に祝うようになったのだそうだ。
少しだけ湿気の残る夜風が吹くなかで見る花火は、私をノスタルジックにさせるのに十分なものだった。
スポンサーサイト
*
HOME
*